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until we meet again,

岑國希 写真展


世界を結ぶ海外航空便の普及やLCCの登場により、世界を旅することは誰にとっても、とても簡単なことだった…新型コロナウイルスが世界を覆うまでは。

実際の旅ができなくなり、代わりに、写真や映像によるバーチャルツアーが台頭してきた。確かに、それらは、美しい風景を見せてくれるかもしれない。けれども、私にとっては、いつも何かが欠けているような気がする。

私の旅の写真を見てみると、小さなヴィンテージフィルムカメラで撮影したモノクロ写真に目にが留まった。これらの写真は、私が世界中を旅したときに撮ったスナップショットである。ぼやけていたり、粒状感があったり、ざらざらしているかもしれないが、構図や計算を抜きにした、私の旅の直接的な記録となっている。

旅の記憶は、とても遠くぼんやりとしている。まるで夢のようで、実際に起こったことなのか曖昧にさえ感じる。

これらの写真は、わずか5年ほど前に撮影したものだが、すでに古びているようにも見える。私の写真が、皆さんをインターネット上の美しい写真とは違う、情緒的な旅に連れて行くことができればと思います。

また会う日まで、お元気で。

It’s been a very unique period of time that travelling seems so difficult since modern overseas flight became widespread and LCC emerged.

Virtual tours with photos and video might let us see the beautiful scenery but those images for me are always missing something.

When I look back to my collection of travel photos, this special batch of black and white photos taken by a small vintage film camera caught my attention. These photos are snapshots I took when I travelled around the world.

They may be blurry, grainy, and rough, but they are the most direct record of my journey, without much composition or calculation. Even with that, the memory of travelling seems so distant and vague, almost like those dreams, that you can not tell whether it actually happened or not.

These photos are taken within 5 years or so but already look so old, just like what we feel about travelling, about “normal life”. Whether these images may be exotic or familiar to you, I hope they can bring you to a visual journey different from those hi-res internet photos, but let you fill in the blank and imagine a future trip to revisit it.

Until we meet again, take care.

会期 Date
2021.4.1 Thu ~ 4.18 Sun
火・水曜日定休 Closed on Tue/Wed

場所 Venue
gallery cobaco
838-0024 福岡県 朝倉市 牛鶴109
109 Ushizuru, Asakura, Fukuoka 838-0024
0946-22-3490

時間 Opening Hour
11:00 ~ 17:00

入場無料 Free Admission


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cobaco talk vol.2
~観ることの意味、撮る風景~

気になる方にのんびりトークして貰うイベント、cobaco talk。

現在、自由な往き来が不可能なコロナ禍の時代、世界各地の美しい風景を恋しく思いますが、近い将来、きっと出会うであろう美しい風景の展示と岑國希さんのトークセッションを企画しました。

聞き手は、cobaco talk vol.1でも登場いただいた平井亮汰さん。写真と陶芸の異なる表現世界で活動中のお二人が、展示空間や作品について感じたことをゆるくお話されます。

アートにガッツリでもなく、アートってナンだろう…そんな気分でお越しいただけると嬉しく思います。


日程|2021. 4 .4 sun 場所|gallery cobaco 時間|14:00〜15:00 参加費|1,000円

聞き手:平井亮汰(美術家)1992年富山県生まれ。大阪産業大学大学院工学研究科(環境 デザイン専攻)在学時から作陶を開始し、2017年より福岡県筑後市を拠点に「やきもの」を表現素材とした立体作品やインスタレーションを中心に制作に取り組んでいる。

お申し込みは店頭、お電話、またはインスタメッセージ(@gallery_cobaco)で、お待ちしております。

【新型コロナウィルス対応について】新型コロナウイルスの影響により営業日時に変更の可能性がありますので、お出掛けの際は恐れ入りますが、お電話かSNS(Instagram、Facebook)でご確認いただきますようお願い申し上げます。

なお、会場では手指の消毒や空間の解放、換気、入場制限とスタッフのマスク着用等、ウイルス感染拡大防止に努めておりますが、ご来場の際はマスクのご着用をお願いしております。ご協力の程よろしくお願い申し上げます。